一目八景(ひとめはっけい)
深耶馬渓の中心地にある「一目八景」は、群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺の八つの奇岩秀峰の景観が一目で見えることから、その名が付けられています。
日本新三景の一つに数えられる耶馬渓のシンボル的な景勝地で、特に紅葉シーズンの岩峰群と紅葉が織りなすその景色は絶景と呼ぶにふさわしく、毎年多くの観光客が訪れます。
2016年4月の「熊本・大分地震」の影響により100年以上ぶりに鳶ノ巣山の一部で崖崩れが発生しましたが、これも「自然の営みによるもの」と捉え「100年ぶりの新たな景色の誕生」といった前向きな声があがっています。
※「えぼしや」からの距離・・・徒歩3分
青の洞門(あおのどうもん)
旅の途中に立ち寄った禅海和尚により、鑿と鎚だけで全長約342mを30年(1764年完成)かけて掘り抜いたといわれる手掘りの洞門です。250年以上経った現在でもトンネル内の一部に明かり採り窓などの手掘り部分が当時のまま残っており、禅海の偉業を肌で感じることができます。菊池寛の小説『恩讐の彼方に』の元となった史実としても有名です。
※「えぼしや」からの距離・・・車で20分
羅漢寺(らかんじ)
日本三大五百羅漢の一つで、五百羅漢や千体地蔵、縁結び地蔵など3700余体の石仏が安置されており、さらに山門や本堂など見どころある建造物が多数あります。また、青の洞門を掘った禅海和尚の遺品を見ることができる禅海堂もあります。山の中腹に位置するためリフトが設置されています。
※「えぼしや」からの距離・・・車で25分